My Blog/2014-05-14
Tag: 歳時記~皐月の薫風 …ほんのり初夏の匂い 5/14 Select Song by In Eary Summer/Shogo Hamada
歳時記~皐月の薫風 …ほんのり初夏の匂い
まだ頼りない若草色に色づいた街路樹が両脇に程よい感覚で植栽された幹線道路を抜けて脇道に入ると、そこは目の前に陽射しを浴びて色を増し風に吹かれて気持ちよさそうな佇まいの蓮華が辺り一面咲き誇る赤紫色したちっぽけな楽園。
土ほこりの舞うデコボコ路は雨が降ったらイビツナ水溜りに悩まれそうだ。右手を走る小川は初夏の陽射しを浴びてキラキラと輝きながら蛇行して下ってゆく。
ゴールデンウイークはひたすら家に篭り段シャリとメンテナンスに励んだ。数十年溜め込んで染みだらけの書類や機能しなくなった不用品、体系変化で着れなくなった衣類。やりだしたら止まらない。そんな訳で連休があけた今週の日曜日に少し田舎に車を走らせてみた。
普段このblog小屋では世の中の不条理の数々、例えば此の国の政治、政府、体制批判、大国アメリカの行方などを自分の知りえる色んな歴史的背景も交えてモアひとりごとを繰り返している。主に掘り下げて話題にしているのは、今までの私なら“知らないほうがいい真実”だと簡単に片付けていたもの。“そんな事、個人が呟いても何になるの?難になるだけだろう!”と自分の中で納得させて想いをもみ消してきた。しかし、アメリカの9.11、日本の3.11以来考え方を180度改めた。こんな人は私を含め多いと思う。
先日の“美味しんぼ”原作者の件にしても事実に基づいて描かれた漫画を“安全な福島”と嘘のプロパガンダを繰り返す政府+環境省、復興省、国交省、文部省が福島県、及び該当町村に圧力をかけて事実ではないとの報道を流して真実を捻じ曲げている。“風評被害が広がらないように・・・、冗談だろ、福島を風評被害地だと言うこと自体間違っている。
世界でもマレーシア航空機、韓国フェリーいずれも同じような図式で真実が隠蔽されようとしている。何も好きで反体制批判をしているのではない。オカシイこと、間違っていることは間違っていると言いたいだけなのです。いつもならもっと掘り下げて話をするのですが今日の自分のメインテーマは別なのでこの件(くだり)」はまたいずれ。
さて、仕事の疲れの蓄積や世の中の不条理に嫌気がさす毎日、精神的疲れが前頭葉で色づきはじめる。改善方法としては、例えばその人の好きな趣味、私だと音楽や映画、車のマイ、フェイバリットや愛ティムを視覚や聴覚、味覚を主体とした五感で取り入れ脳の視覚野、味覚野、聴覚野、嗅覚野等を修復してゆくイワユル“癒し”と呼ばれる方法をとるのが手っ取り早い。しかし自然と接することで得られる目には見えない濃縮されたエネルギーを五感で感じ体内に蓄積してゆくナチュラル・エナジーにはやはり敵わない。
万葉集の昔から、いや日本という国が存在した太古から日本人ほど四季折々の情景や草木、食物を眼にし口にし暮らしと寄り添いながら生きて来た民族は気候や地理的要因を重ね合わせたとしても稀な民族と言えるでしょう。
降りかかる風や光、雨や雪、又、霧や霞のような自然が醸し出すフィルターマジックに掛けられた四季折々の情景や季節感というものはそんな独特な日本の風土が生み出したモノでしょう。
鶯が鳴き、遠慮がちに咲く梅や潔く散ってゆく桜で春を感じ、若草色に色づきはじめた木々や柔らかな風で初夏を覚え、臭い出ししそうなアスファルトの湯気、ジリジリとした蜃気楼、焼かれた肌に刻印される夏、一面セピア色の世界の中でオレンジ色の夕暮れが妬けに寂しく感じる秋、コートの襟、マフラー等重ね着する季語が多く、吐く息から寒さが見える冬。
こんな風に此の国に居ると私たちが五感で感じているそのものが“季節”ということに気づく。暦の中に歳時記というモノがある。この歳時記とは移り変わる季節を二十四節季や雑節という季節の目安を設けつくり出された暦なのです。
更に視野を拡げて見ると地球上の生き物は太陽と月に司られています。太陽の傾きや月の満ち干で地球上に影響を与え我々人間も含め動植物はこれらの変化に合うように成長していかなければならないのです。科学の発展により近年、自然破壊や自然摂理の崩壊が目立って来ています。星の住人が自ら自分の星を破滅への道しるべを率先して行っているようで悲しい気分になってしまう。
アインシュタインが生み出した原子力という悪魔的なエネルギーが此の星に及ぼす影響は図りしれない。それを未だに生み出しエネルギー変換しようとし、更にその技術や施設を海外へ高い金で売りつけようとする此の国の在り方自体問われるべきだ。
この世の中の不条理なことすべての根源が同じ原理なんです。すべてが同じ道理で片付けられているのです。先ほど触れた福島にしても世界にセールスするには、一度崩れた原発=安全を取り戻さなければならない。だから平気で国民に真実を隠蔽し嘘までつく。国費を費やし日銀に札を刷らせ株を購入して、円安を演出して経団連に居るような大企業だけ利益を齎すシステム構築をして、好景気をプロパガンダして更なる増税を目論んでいる今の政権、官僚の傲慢さ、自分たちさえよければこれがひたすらまかり通るそこはまさに虚像の世界。
このように国民の望みに背くような形で手に入れた権力や利潤、これさえも太陽や月が司る自然の摂理に背く行為。
大国アメリカは建国時に掲げた熱く雄しき想いを取り戻すべきだ。そして日本は花鳥風月といった日本独自の風土が生み出した“風情や趣、粋“といった江戸気質を取り戻して計り知れない属国としてのジレンマを克服してもらいたい。
“日本を取り戻す”未だにあべしんぞうは言っているが、真実を隠蔽し嘘で多くの人を騙して取り戻す“日本”なんて要らない。
今夜は、この季節、この気候になるとふと口ずさんでしまうこの詩をお届けしましょう。1952年生まれですから今年で62歳になる浜田省吾さんの
初期の詩で“初夏の頃”という詩です。青春期の葛藤と初夏の情景とをクロスさせて瑞々しい香りのする大好きな詩です。ソロデビュー前の1975年に
愛奴というグループのファーストアルバムに収められていました。1997年に伊藤銀次さんプロディースのセルフカバーアルバムその名も“In Early Summer”にも再収録されています。アルバムタイトルにもしている位だから、本人も思い入れの深い作品ではないかと推察できます。
短い詩ですが引き寄せられる言葉と浮かんでくる情景がとても素晴しい作品です。今の季節と今日のテーマとマッチしているので迷わず選んでみました。
夏を思わせる気温の上昇があったり低温で霙交じりの雨が舞う日もあったり不安定な此の時期"初夏”は青い青春時代とオーバーラップする。
齢を重ねた今、この詩を改めて読んでそう思う。
それではどうぞ~。
初夏の頃
Written by Shogo Hamada
蒼い雲が河を流れる
此処は僕等の最後の世界
木立ち透けて見える初夏の陽射しと甘い憂欝
押し寄せる何もかも まるで夏の雨のように
独り何処かに隠れて 生きてゆけたかな
顔を背け何も信じなかった
昨日まで事がまるで嘘のように遠い
きっと君も僕と同じように
ひとりぼっちの日を歩き続けて来たんだろう
行ってしまうよ 行ってしまうよ
僕が泣き出さないように
君の胸の中に強く抱きしめておくれ
行ってしまうよ 行ってしまうよ
僕が泣き出す前に
君の腕の中に強く抱きしめておくれ
リメイクされた1997年の音源 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=9UZfLfRFE8M
コメント
- 久しぶりにyasushiさんのキラキラの感性が満載のbligでした。ほんのり初夏の匂いですね。 -- yu 2014-05-14 (水) 00:54:26
- うん、久しぶりに感性がきらりですな。いいんでね~!
福島原発事故は、事故の規模や政府の対応、収束の見込みすらなく、3年後の今でも放射能を垂れ流し続ける現状から見て、チェルノブイリ事故とは比較の対象にすらならない、人類の初めて遭遇した最悪の核事故である。何も健康上の被害がでなかったら、それの方がよほど不思議である。福島と、その周辺はもはや人間の住む場所ではないし、まして、そこで産出された農産物や海産物を食べることなど、狂気の沙汰としか言えない。もちろん、東京も人の住める場所ではなくなってしまった。なりふり構わぬ隠蔽工作の理由はそこにある。支配者たちの売り逃げのための時間稼ぎだ。 -- ムシャノコウジ 2014-05-14 (水) 01:12:35 - 311の原発事故で以下のことがはっきりした!
1.東京電力が大嘘をついていたこと。
2.日本政府が国民に大嘘をついていたこと。
3.大手マスコミが国民に大嘘をついていたこと。
これと同じなのが太平洋戦争中で国民は政府とマスコミに大嘘をつかれていて、結果として戦後、全国民が塗炭の苦しみを味わった。
真実を訴えていた少数派のことを後から悔やんでも後の祭り。
多数派が正しいとは限らない。
つねに物事には疑いの目も持とうよ。
-- 応仁のLAN 2014-05-14 (水) 01:16:23 - 原発再稼働を推進したい人たちはフクシマ原発の放射能地獄の悲惨な実状は隠匿したいのだと思います。いずれ鼻血の件の因果関係は医学で解明できるでしょうが、汚染されている海、山、川、田圃、畑、家屋、水などの除染は本当にできるのかと、心配している人に共感しています。安心して生活ができると保証できるほどには除染できないのであれば早く政府は正直に避難生活している被害者たちに言うべきです。
初夏の頃・・・いい詩ですね。切ないくらいに!! -- kouji 2014-05-14 (水) 01:18:29 - 原発事故をきっかけに、マスコミ、政府、東電の言うことは信じられないという風潮が生まれた。
放射性物質の拡散状況を国民に教えなかったことについて、国民が混乱するからというのが後出しの政府説明だった。
そうであるなら、福島の鼻血問題や大阪の瓦礫問題も、数年後には同じように国民が混乱するからとなっても何の不思議もない。
雁屋さんや井戸川さんのように逃げも隠れもできない個人の立場で発言する人と、役場名や今は大臣だからの立場で批判する石原では発言の重みが違う。
責任の重さがそのまま真実の重さだと思う。
-- トロイメロイ 2014-05-14 (水) 01:21:25 - 原子力事業は、シオニストによる世界支配のための道具に過ぎない。
福島の原発事故は、リチャード・コシミズ氏が発言されているとおり、
人的テロの可能性が大、というより真実だろう。
つまり、核兵器開発のカムフラージュとして存在する、原子力事業は、
その国を支配するための基幹産業であり、売国者に対する報酬であり、
歯向かわないようにさせる脅し、歯向かった場合の大量殺戮のための
軍事兵器として利用される、そのことが福島原発での人的テロ事件で
国民や世界市民の前に暴露された。
ここのblog主が言うように世の中で起きている不条理な事件のすべては同じ本質である。
311原発人的テロと素性が全く同じであろう、ウクライナの政権転覆クーデター。このロシアに対する憎悪、シリアイラン軍事侵略にストップをかけた、ロシアに対する復讐から計画実行をされたテロという真相から、他ならぬチェルノブイリの原発事故も、福島と同じ人的テロ攻撃だった疑いが濃厚になった。
西側NATOシオニストグループは、それが事実であると、自分達が犯人であったと自ら白状したと言える。
-- 羅生門の鍵 2014-05-14 (水) 01:28:03 - いい詩ですね。ほんとに初夏の香りがする瑞々しさ。
福島の件、井戸川前町長は自身の鼻血写真を公表している。それ一つだけでも、明白な証拠だ。原発マフィアらがいつまでも騙し続けても、事実は変わらないぞ。福島の人々の状況は「風評」などではない、「事実」であり「実害」だ。
-- 縄文原人 2014-05-14 (水) 01:33:26 - Good Job!! -- duke 2014-05-14 (水) 08:14:45
- いい詩だわ~! -- ももこ 2014-05-14 (水) 15:32:23
- 「美味しんぼ」でインタビューを受けた人たちが、続々と「発言内容は事実だ」とコメントしている。少なくとも、言うことが二転三転するどこかの知事の発言や、テレビのやらせドキュメンタリー、その辺の週刊誌のガセ記事よりは、このマンガの方が良心的に作られているようだ。
行政やマスコミは、抗議・批判をする前に、自己を省みた方がいい。
とはいっても、行政・マスコミも、下っ端は案外まじめにやってることも多い。特に行政において、非常勤で現場で働いている人なんかは、そりゃもう親切で献身的な人もいる。やはり上の方にいる者が、まず一番に反省しないとね。
-- 確信犯 2014-05-14 (水) 21:04:09 - 福島もあれだけ嘘で塗り固められたら地元の人がかわいそうだ。いったいこの国は何を考えているんだろう。
漫画「美味しんぼ」の騒動を巡り、漫画に登場していた元岐阜大助教授の松井英介医師がコメントを発表しました。松井医師はマスコミの取材に対して「すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる。事実無根というのは、その人たちに失礼だ」と述べ、鼻血等の報告に嘘はないと話しています。
-- シュナイダー 2014-05-14 (水) 21:10:55 - 福島県で鼻血が出たシーンを書いたことでバッシングされている漫画「美味しんぼ」ですが、福島県双葉町で鼻血の報告数が多いことを証明する統計資料の存在が明らかになりました。この資料は岡山大、広島大、熊本学園大のグループが2013年に発表したもので、福島県双葉町、宮城県丸森町筆甫地区、滋賀県長浜市木之本町の3ヶ所が主な調査地域となっています。
政府が因果関係を絶対に認めたくないというのが事実だ。
水俣病の時ののように後になって住民が苦しむ構図は変わっていない。 -- 南極の氷 2014-05-18 (日) 17:48:35 - 美味しんぼ問題は、行政が隠そうとしている事実と情報を明らかにした点で
意義は大きい。
馬鹿な安倍はすぐさま福島に出向いて”風評被害の払拭”だとさくらんぼうを食べるパフ―マンスをおこなった。
これほど事実、真実が暴かれたらまずいと感じたのだろう。 -- しょじょ寺 2014-05-18 (日) 17:56:48 - ”美味しんぼ”掲載のビックコミックが店頭から消えている。
図書販売協会が「店頭に置くな、売るな!」と指示していたのだ ありえない言論弾圧!まさに狂人国家
安部政権にとって
『ビッグコミック・スピリッツ』【美味しんぼ】は余程、不都合過ぎる真実なんだね!多くの国民に知られたら困る福島の真実、危険な政権の言論統制が早速始まったようだ。特定秘密保護法→治安維持法→大政翼賛化するマスゴミ。昔あった日本の悲惨な歴史を連想するわ。 -- main man 2014-05-18 (日) 18:02:11 - 初夏らしいすばらしいblogコメントですね。いつもながら感心してます。
”国家ぐるみの粉飾決算だ”と経済評論家の森永卓郎も言っている。今の景気はほんとううに日本企業が元気になって得たモノではない。すべて海外投資家と国費を使った株操作によって見せかけている蜃気楼。
すべては更なる増税の為に。こんな国からは脱出したくなる。 -- どこものこ 2014-05-18 (日) 18:09:27 - 初夏の頃、爽やかな若葉色をイメージする。いい季節だよな!
フクシマを始めとした被災者を見捨てるばかりか、小さな子どもまで放射線管理区域に帰還させて被曝させ、多くの健康被害の訴えは風評であると弾圧する。さらに、多くの労働者を奴隷のような労働環境に追いやり、農業者への補償の案もなく関税撤廃で国内農業の崩壊と食糧自主権の放棄を推進しようとしている。要諦は、新自由主義への飽くなき盲従なのである。このような数々の悪政を断行し、多くの自殺者・餓死者を出しておきながら「国民を守る」と言い放つなど、反吐の出る思いである。
アベ政権の政策は、国民に視点を当てたものではない。そして、アベ政権は、国民の支持によって成立したのではないのである。
-- 写楽 2014-05-21 (水) 02:17:03 - いい詩だね~初夏てか今日は暑かった~今年の夏も暑くなるのかな~ゲリラ豪雨も怖いけど隠蔽だらけの安倍政権のがもっと怖いわ。やくざ屋政権じゃん。 -- れい 2014-05-24 (土) 23:16:45